6月19日(日) 朝から東京都柔道接骨師会の勉強講習会に出席してまいりました。特別講演 「 原子力発電所事故の正しい知識 」と題しまして原発事故のエキスパートの先生のお話を聞きました。
実はこの先生、お医者さんでありながら現長野県松本市の市長さんで 菅谷 昭 先生です。 以前チェルノブイリに在住しながら、現地の放射能障害に苦しむ人々の治療にあたっていたそうです。
最近 各地の放射線レベルを計測し政府が安全レベルですと発表してるので僕自身、変な安心感が出てきた頃でした。それまで飲料水も水道水は飲まなかったのですが、「 安全宣言も出たし、そろそろ市販の水買わなくていいかな? 」 なんて思っていました・・が、大間違い!!
その先生によるとチェルノブイリ事故後5~10年に子供の甲状腺がんが多く見られたらしいのです!!チェルノブイリ事故は放射線の飛散量はかなり多かった・・けど、10日で収束したらしいのです。
日本は飛散量が少ない・・しかし3か月たった現在も飛散し続けている!!これはかなりの問題だそうです。
放射線は胎児、幼児、子供が特に影響を受けやすく胎児においてはお腹の中で成長障害を起こしたり奇形の子が生まれたりする可能性が高いそうです。福島県近辺に住んでいた妊婦の方がそれを心配して子供をおろすケースがここ最近結構あるらしいのです。
現地より遠い距離でも各地でホットスポットなる場所があるので、そのような場所で子供を遊ばせるのは今すぐの危険はないものの、長期的に蓄積していくものなので・・・やはり危険!!。国の基準1~20マイクロシーベルトですが、20マイクロシーベルトという数値もあり得ないとのことです。
とりあえずここで伝えなくてはならない事は子供や妊婦さんはなるべくホットスポットなど ( 砂場、草原、どぶの側溝などが特に危ないらしい )での外部被ばく、そして食べ物、水からの内部被ばくを避ける!!ということですね。
うちにも4人の子供がいるので、ここで油断することなくもう一度よく考えて行こうと思います。
最後に菅谷先生はこう結びました。「 自分たちの身は自分たちで守るしかない、まるっきり政府の情報を鵜呑みにしているのは危険です!! 」ですって!!
背筋が寒くなる感じがしました。